シンプルな仕事の構想法

もの・こと分析で成功するシンプルな仕事の構想法

もの・こと分析で成功するシンプルな仕事の構想法

トヨタの改善に代表されるように製造現場ではムダ取りが大流行である。
ところが、やみくもにトヨタ流を導入して現場だけが苦労している業界は結構ある。
導入した連中の能力不足の一言に尽きるこの現象は車に比べれば生産コストの低い電子部品業界に多い。
突き詰めれば基本を学ばずに手法だけ真似しようとした結果、本来のシンプル化ができずに、結果だけをもとめて現場に無理をさせていることになる。
まさに精神論で戦おうとした旧日本軍のようである。
シンプルな構想法とはなにか?
あるものを、このものを使って、この状態にする。

  1. 水をやかんとコンロを使って沸騰したお湯にすること
  2. 紙をはさみを使って二枚に切断すること
  3. 。。。。

大事なのは、紙をどういう状態に変化させたいのか、という目的を命確認することである。
そして、そのために使うものははさみなのかカッターなのか、押し切りなのか、このワークヘッドのあたるものを正しく選択しないと更にムダが増えることになる。
自分の身の回りの作業でも、ずいぶん無駄なことをやっています。
一方では作業をこなしていて楽しんでいることに問題があるのかもしれません。
仕事は分析によってもっともっとシンプルになります。
そのやり方を教えてくれるのが本書です。