「やめる」から始める人生経済学

「やめる」から始める人生経済学

「やめる」から始める人生経済学

著者 森本卓郎は、「年収300万円時代を生き抜く経済学」で節約生活を紹介した人です。
実際に日本もアメリカのような格差社会になりつつあります。
六本木のヒルズ族下流社会の人々。
下流社会の人はけしてヒルズ族にはなれません。
それは能力の問題というよりは、人生にとって何が必要か、に対する答えの違いだと思います。
そのひとつがこの本でしょうか?
「がんばる!」という生き方の対極に、この肩の力を抜いた生き方があります。
そしてそれは今まで気づいていても怖くてできなかった生き方なのかもしれません。
何事も、まずやめてみる!そうしてみると新しい世界が見えてきます。
残業をやめてみる、出世欲をやめてみる、同僚との付き合いをやめてみる、冠婚葬祭やお歳暮をやめてみる。
そうすれば自分にあったシンプルな生き方がわかるということです。
300万円で生活した実績のある著者だから、思い切った実践ができるのかもしれませんが、案外やってみるとそうでもないものです。
酒と恋人をやめる気は全くありませんが、それ以外のものは、がさがさきってみたいと思います。