ネクストマーケット

BOP=Bottom of the Pyramid、つまり一日2ドル未満で生活する貧困層のことで、それが次の市場と考えています。
今までは貧困層はマーケット戦略の対象にはなりませんでした。でも、彼らは意外にリッチです。
まず、税金が安い、多額の住宅ローンなんかしていない、貧困層への福祉政策で様々な特典がある。
なんか、下流社会を目指す人たちに似ていますが、確かに、言い方は悪いですが多少の収入を得ている人たちより有利な点もあるように思います。
収入が一日2ドル未満、200円では日本では暮らせません。
でも、暮らせる社会があるということで、そんな社会がインターネットのような武器を無償提供されたら、大変な脅威です。
例えば、ホームページのアフリエイトなどの広告収入ですが、得られる金額はわずかです。しかし、BOPにとっては十分過ぎる収入で、そんな人たちがWeb2.0のようにNetの向こう側で無償のソフトやサービスを展開すると、既存の収入源など吹っ飛んでしまいます。
BOPと下流社会の違いは、意欲の有無です、つまり「こうしたい」と思ったときに行動するか、思うだけか。
BOPには意欲があります、だから恐怖です。